2023.2.7

やらなければ始まらないのか始まったからやるのか

「看板を掲げたら、何かが動き出す…」

　この言葉を何度実感したことでしょう。開業後、あと数ヶ月で２年が経ちますが、少しずつかもしれませんが、確実に変わっていく日々に楽しさを感じています。

　だから、まずは看板を掲げないと。掲げて何になる、と思っていたら何も始まりません。

開業のきっかけ

　行政書士としての開業を考えたきっかけは、「著作権に関わる仕事を極めたい！」と思ったことにありました。

　なんでそこまで著作権なのか…
　実は、私は、今まで著作権に関わる仕事以外、ほとんどやったことがないのです。著作権じゃない、何か別の事をしようと思っていても、気づくといつも著作権に戻っている…本当に不思議でした。

　そんな感じで30代が過ぎ、40歳になった頃、「私は願ったことが叶わない人生を送る運命にある」と突然自覚しました。一種の諦めです。
　ちなみにこの頃、インドへ旅行に行っています。呼ばれた人しかインドに行けない、という言葉がありますが、もしかしたら、私は著作権に呼ばれた人かもしれない…だとしたら、もう著作権からは逃れられない運命だし、この流れに身を任せて、行き着くところまで行ってみようか…とガンジス川を眺めつつ思ったりはしませんでしたが、私はこのまま著作権という川を流れて行くことに決めたのです。

＊　＊　＊

　そんなこんなで、著作権の権利処理の専門会社へ就職するのですが、2017年にその会社を辞めてしまったので、再就職するか、起業するか、フリーランスでやっていくか…それなりに悩むことになりました。権利関係のリサーチやコーディネートをメインにした会社を作って、著作権に興味津々な若人と一緒にがんばってみようか…とも思いました。
　でも！！検討してみると、私は経営に全く興味がないことがわかりました！特に、人を使って会社を大きくすることに、全く楽しさを感じなかったのです。

　その代わり、「著作権に関する知識や情報、使いこなすノウハウが必要な人に、必要なことを伝え、やりたいことをサポートをする」これならばできる、そして楽しそう！！…そう思いました。その結果が、「著作権に関わる仕事を極めたい！」で、それならば、専門職として腕一本で仕事をこなす職人の道を目指そう！！と思ったのです。

＊　＊　＊

　現在、著作権は業務のひとつになった感じになってしまいましたが、著作権と私は運命共同体、これからも変わらず著作権と関わりながら、必要な人に必要なことを伝え、事業や創作活動のサポートをすることを、人生のメインにしていきたいと思っております。